多発性嚢胞腎で失ったもの

人工透析 8週目(23~25回目)

私は有期雇用の契約社員で仕事をしているが金曜日にその契約更新があった。とりあえず来年度も午前中透析のまま仕事を続けていけそうだ。こんな体になっても仕事ができることは本当にありがたいと痛感する。

多発性嚢胞腎で失ったもの

以前無料ブログ時代に『失ったもの』というタイトルで記事を投稿した際、同じ多発性嚢胞腎の女性から「私が失ったものはファッションです」というコメントを寄せてくれたことが未だに忘れられない。

多発性嚢胞腎は腎臓に嚢胞が多発して腎臓自体が肥大していく病気であり、私の腎臓も以前容量を計測した時点では片側2000mlを越えている。

これは通常の4倍以上の大きさであり、肥大した分他の臓器を圧迫し、その分お腹が出てくることになる。

当然、今まではけていたズボンのボタンが止まらなくなり、着ていたジャケットのボタンも止まらなくなってくる。

いつまでも着れなくなった服を持っていてもしょうがないと日曜日に洋服の整理をした。

仕事で着ていたスーツやジャケット、草野球の時に来ていたユニホームなど着てみては入らなくなったものをゴミ袋に詰めるという作業を数時間繰り返したが、3年前までに買った服のほとんどがごみ袋行きになった。

若い時に好きだったブランド『五大陸』のスーツなど思い出のあるものも捨てることにしたが非常に虚しいものがあった。

透析が始まったからといって腎臓の肥大が止まるわけでもなく、まだまだ大きくなるらしい。

肥大を止める方法として腎臓への血管に栓をする塞栓術などがあるらしいが、これはこれで腎臓の機能が完全に停止し食事管理や水分管理が非常に厳しくなるし、地方では施術する病院もない。

透析が終着点ではなくいずれは腎臓摘出なども視野にいれなければならないというところがこの多発性嚢胞腎のしんどいところだと思う。

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